【掲示板】近畿大学卒業生の今

近畿大学には「Academic Theater」という施設があります。この施設がキャンパスライフをとても充実したものにしてくれました。それは学部学科の枠を超えた学びをするというモチーフの下創設されました。1～5号館まであるのですが、その中でも中央に位置する「ビブリオシアター」は、学部の域を超えた数多くのジャンルの本を取り揃えた図書館になっています。面白いのが、わざと迷わせる構造にしているらしく、ビブリオシアターを探索しているうちに、ふと気になる本が見つかってしまうという事もあります。またAcademic Theaterにはその他にも、全面がガラス張りの24時間開放されている自習室や、海外で有名なCNNカフェがあったりと、私の大学生活を満たしてくれています。

最近Academic Theaterが創設された事、4年連続で受験者数がNo.1のマンモス大学といわれている事、マグロの養殖で有名になりマグロ大学と言われた事、早慶上智ならぬ早慶近（近大）であるという記事が有名になった事...言い出したら切りがないですが、近大はとにかく有名になり知名度が上がっていると思います。このおかげで、他大学の友達との話も近大の話題で盛りがるし、何より就活の時に人事の人に自大学を認識してもらえる確率が高くなるのは嬉しいことです。そのような理由があって満足している事に選びました。

学部にもよると思うのですが、近大ではUNIVERSAL PASSPORT＝通称「ユニパ」というシステムを使って出席管理をしています。教室に設置されたパネルに学生証をかざすとユニパが認識してくれて出席が確認が取れるのですが、授業の最初にユニパで出席確認を済ませてから、授業には出ずに帰ってしまう学生がかなりいます。そういう中でも授業によっては出席が点数に入るものがあり、きちんと出席している学生との平等性が保たれていないように思えます。このような大学の出席制度にはすこし不満を感じています。

経営学部
近大の経営学部では優秀な講師が多くいます。例えば企業に数十年勤めていたけど、企業の職務に問題を見出し、それらを学生に発信して将来の社会を良くしたいと思い講師になられた方もいらっしゃいます。そのような講師の下でゼミ活動を行えるというのがおすすめのポイントです。ゼミは3回生から始まるのでまだ実体験を語る事はできないんですが、入る予定のゼミでは、企業からゼミに案件が依頼される程の知名度になっています。このように外部との連携を保ちながらも講師と共に学ぶ事ができるのでおすすめします。

私は経営学部に所属しています。経営学部棟の築年数は40年以上だそうです。国際学部は2年ほど前に創設され、法学部や経済学部も5年以内に建てられた新しい校舎です。仕方のない事とは思うのですが、古い校舎だと設備面に問題があります。空調設備が整っていなかったり、夏にエアコンの電源をつけられるタイミングが決まっていたりと、他の学部と違って講義環境にも問題があります。Academic Theaterという新しい施設を創設してくれたのは嬉しいですが、できるだけ早くどこの学部も同じ環境で学ぶ事のできるようにして欲しいと思っており、少し不満に感じました。

国公立の人達と比べると、頭では遥かに劣っていますが、何よりも設備がすごい思います。授業も、カードをかざして出席をとったり、映画がみれる部屋があったり、漫画がたくさん置いてある建物もあります。トイレの綺麗さは、どの大学にも負けないと思っています。英語村という場所では、毎日外国人の先生と、勉強や遊び、料理などをタダで作ったりできます。カフェもあり、英語で注文します。ほかには、充電をできる鍵付きロッカーなど、もしもの時のために使えそうなものもたくさんあります。

人がたくさんいるから、という理由でもありますが、とにかくたくさんのゼミがあります。だから、自分のしたいことにマッチするゼミが絶対に見つかると思います。入りたいゼミがありすぎて困るかもしれません、、。先輩たちから、色々なゼミの話も聞けたり、そういった交流の場も作ってくれるので、よりゼミに親近感がわくというか、すごくいい環境だと思います。ゼミの皆で月に１回飲み会があったり、ゼミ旅行なども充実していて、私はそれがすごく楽しみです。

近大通りという、駅から近大までの一直線の道のりがあります。そこには、たくさんの居酒屋があるのですが、夜になるとサークルの飲み会などで、ハメを外した人達が座ったり、吐いたりしています、。私は下宿をしているのですが、カラオケの近くに住んでいて、そこの前は特にひどいです。飲み会をするのは私も好きなのですが、自分の限度をわからずに、潰れて周りに迷惑をかける人達が多いことが、私はこの大学のダメなところかなと思いました。

やはり、国公立、関西でいえば、関関同立、関東でいえば、早慶上理、MARCHといったブランドがあります。就職に関しては、学歴フィルターがあるので、私たち産近甲龍レベルでは、とうてい勝つことのできない競争があって、それがすごく不安です。正直この不満だけはどうしようもないとはわかっているのし、自分の勉強不足ということが、一番の原因だということはわかっているのですが、もう少し就職に強い大学になれば良いなと思いました。

経営学部
これがしたい！と言った専門的なことを考えてなくて、とりあえず大学に行ってから決めたいという人には、経営学部がおすすめです。なぜなら、他学部と比べて授業が楽で、時間がたくさんあるからです。将来役に立つ勉強もたくさんできます。

経営学部に入ったことが良かったなと思っています。私はもともとしたいことがなくて、とりあえずという考えで経営学部に入ったのですが、授業も他学部と比べると楽で、アルバイトと両立をしながら、自分のしたいことを考えてきました。十分な時間があったことも大きく、将来したいことに向けて、資格の勉強を頑張っています。その勉強も近畿大学の開催している講座で安く受けることができているので、本当に満足しています。

私の通う大学では、提携校があり交換留学という形で２週間の短期間と、１セメスターの長期間の留学制度があります。学外の団体などからの支援もあり、学生は娯楽に使うお金や、お土産に使うお金さえ用意すれば支援してもらえるという制度です。この制度に申し込みをしたのですが、フォーマット通りに申し込みをし、基準を満たしていても落とされてしまうことがあります。実情を聞いてみると、申し込み用紙の枠をはみ出して白紙の申し込み用紙の裏面にまで志望動機を書く人が通る、という信じがたいルールがあったようです。

私はサークルに入っていません。入りたかったのですが、入る機会を失ってしまったというのが現実です。大学の入学式では、多くの入学生に対してサークルの勧誘が行われます。私はその当時サークルに入る気持ちは特になく、学生生活が落ち着いてから考えればいいやという程度にしか思っていませんでした。しかし、これが大きな間違いでした。実際には、大学生活が始まるとサークルの勧誘もなくなり、次の年になると新入学生以外は新規加入できないという暗黙の了解があったようです。

ゼミに関しては私の通っている大学は珍しい制度があります。１,２年生の時は、基礎ゼミという名前の制度が設けられています。これは一般的なゼミといわれるものの、予行練習に当たるものだと思って差し支えないです。入学時に学籍番号だけで班分けされ担当の教授がつきます。この基礎ゼミでは、共同で何かを製作したり、プレゼンをしたり、ゼミの練習を存分にすることができます。またこれは、大学生活で友達を作るという一番初めに課される試練をも同時に越えさせてくれる場でもあります。

大学のキャンパス内に食堂が２箇所、コンビニが２箇所、大手チェーン店もあります。また最寄駅から大学までの道には、到底大学生活では行ききれないほどの飲食店が数多くあります。大学生活の中でたかが昼食と思うかもしれませんが、食事は毎日摂るものであり、学園生活で避けられないものでもあります。学生生活は４年間もあるのに、食事のバリエーションがなくては飽きてしまう可能性もあります。その点私の通っている大学に関しては、すごい数の飲食店があり飽きることもなければ自分のその日の気分や好みに合わせて好きなものを食べることも可能です。

理工学部
ロボットTAがいるというのが一番の理由です。わからない事があったら友達や教授に聞くというのが一般的ですが、24時間いつでも聞くことはできない上に、正確な回答が返ってくるとは限りません。ロボットTAはその両方を叶えてくれるので、理工学部に入るのは大学生活を勉強に打ち込める一つの選択肢だと思います。

ここ数年で大学のブランド力が大きく上がってきているのがインターンシップでよく分かります。入学した当時は、産近甲龍という学歴フィルターにかけられると落とされてしまう大学だと思いましたが、ここ数年で大きくその評価が変わってきているようです。実際講義の内容も一新されているようです。また、IoT技術を取り入れた授業というのが増えている点も面白く授業を受けれる一つであると思います。ロボットがチャット形式でわからないところを教えてくれるなど、人工知能を生かした技術でTAが自分の近くに常にいる感覚で受けることができます。

私の大学では、毎年学生大会というものがあり、それぞれの部活動の部員がアリーナに集まり、その出席率に応じて翌年の部費を決めるという制度があります。その制度があるおかげで真面目に部活動を行なっている部に、より多くの部費を使えるようになります。そうすることで練習に必要な設備が整い、部員たちのやる気にもつながります。その結果、サッカー部は一部リーグに昇格し、ソフトボール部は二部リーグに昇格することができました。

毎年、3回以上の学内企業説明会があります。そこで来てくれる企業の方々は、私の通っている大学の学生がほしいという企業が多いです。他にも就職情報室では、エントリーシートの採点をしてくれます。これは、どこの大学もあると思うのですが、私の大学では学科ごとに担当の方がいらっしゃるので、待ち時間も他の大学よりは短いと思います。さらに、面接練習も無料で行っています。それも、就職情報室の方が行うのではなく、専門の人を学校に招いて行なってくれます。

場所が山奥にあるので、虫が多く夏には研究室の窓の外にオオスズメバチなどが出現することもあります。電車で通うにしても、駅から10km近くあるので歩ける距離ではありません。そのため、学生は原動付き自転車や、バスで通うことになっています。バスは大学専用のバスではないので一般のお客様もいます。朝一は人が多く、雨の日は道が混むことが多いので、いつも通りの時間に家を出ると遅刻してしまうこともよくあります。バスに乗っている時間もとても長いです。

生物理工学部
１つの学部しかないので、先生との交流も多く、友達も増えると思います。幅広く知り合いが増え、のびのびと大学生活を送れると私は思います。部活も充実していますし、人数も多くはいないので活躍できる場面が多いと思います。

自分がとりたい授業と必修の授業が被っていたりします。また、必修の授業が1限目と5限目にあったりと空き時間ができることがよくあります。授業も多くの学生に対し教室が狭かったりします。狭い教室での授業は暑かったり、授業に集中できなかったりします。先生もそれには気づいていると思うのですが、その対処をしてくれない先生もいます。授業では先生にもよるのですが、30分早く授業を終わったりして90分フルに使ってくれないこともありました。

他の大学に比べると、1、2年の時は忙しいかもしれませんが、3年、4年になるにつれて全休も取れるようになり、1、2年の時に頑張っておくと3年生以降は自分の時間も増え、とても楽しい大学生活を送れると思います。大学の周りに遊ぶところがないので、車を持っていないと不便なことも多いですが、アルバイトをしたお金を使う場が少なく、お金を貯めやすい環境だと思います。研究室では先生との交流もあり楽しく勉強することができています。

医学部医学科
テストがとても多いです。下級生の頃は医学とはあまり関係のない、教養科目の試験が続き、上級生になると、病院実習をしながらテストを受ける必要があり、勉強時間を確保することが難しくなってきます。特に、解剖実習や、クリニカルクラークシップという病院実習は、体力的にも精神的にもしんどいことが多々あります。他の学部に比べると勉強量が多いのは仕方がないことだと思いますが、もう少し、心に余裕をもって大学生活を送りたいと思うことはあります。

アクセスに関しては他の医学部と比べると、立地はあまりよくありませんが、30分で都会に出られるので、そこまで悪い環境ではないと思います。また、近畿大学医学部付属病院は、南大阪の医療を一手に担っており、将来母校に残って働く際にも、近畿大学に通っていることはとても強みになると思います。部活動に関しても、面白い部活動がたくさんあり、多くの人との出会いの中で、人間性が養われることも大きな利点だと思います。日々の勉強はなかなかに大変ですが、この大学に通うことができ、満足しています。

近畿大学医学部では、在籍しているほとんどの学生が部活動に所属しています。その理由の一つとして挙げられるのが、勉学との両立のしやすさだと思います。大学ではテストが頻繁にあり、勉強時間の確保が難しくなることもありますが、部活動の多くは週2日～3日で、テスト前など忙しい時期には休みになることも多いです。また、部活動に入ることにより、先輩や同期とのつながりも深めることができ、より有意義な学生生活を送ることができます。

近畿大学は医学部以外にも、多くの学部を持つ総合大学です。そのため、キャンパスは離れていますが、学部間の交流があることが、とても魅力的だと感じています。医学部では、特に薬学部との交流が多くあります。交流会では医師と薬剤師それぞれの役割について、話し合う機会があり、とても充実した時間を過ごすことができました。また、交流会では、一緒に食事をしたり、他愛もない会話をするなかで、友達をつくることもできました。関西の私立医学部では唯一の総合大学ということもあり、学部間交流に力を入れているという印象です。