舞
舞空キャンパスさん (8j5g3kfp)2023/1/24 19:29 (No.679433)削除農学部 農業生産科学科
近畿大学農学部は、キャンパスが奈良県の山の中腹にあるので土地が余っており、農場実験ができる圃場がたくさんあります。そこでは毎年3、4回生が研究室の実験で農作物の栽培をしているのですが、1回生の時にもトウモロコシの栽培をする単位が必修であります。またキャンパスがあるその山自体を近畿大学が所有しているため、山奥に入って自然の植物や昆虫を観察する授業もあります。さらには大学に雇われていらっしゃる猟師の方がいて、以前圃場を荒らしていたイノシシを捕獲しているのも見たことがあります。これは他の大学ではあまり見られない光景だと感動しました。
農業生産科学科では、他の学科の研究室より比較的就職活動がスムーズに進むように配慮していただけて、その点はとても良かったと思います。もちろん私自身が所属していた研究室も就職活動を全面的に支援していただける研究室でした。他の学科の研究室や他大学の理系学部の学生たちは、卒業論文や毎日の実験で余裕をもって就職活動を行うのが困難だという話を何度も聞きました。対して私たちの学科では、少し早い段階から卒業論文を書き始めることで就職活動が忙しくなってくる時期に時間が取れるようにしていただけたり、事情がある場合は締め切りを待ってもらえるということもありました。
キャンパスが山の中腹にあるということで、登校時に電車で最寄り駅に到着してから長い坂道が含まれる3km以上の道を、徒歩か有料のバスで移動しなければならず大変でした。最寄駅から自転車で移動するにも、自転車を置いておくために駐輪場代がかかったり長い坂道は多くの人が押して上るような傾斜でした。バスでの移動に関しても、現在はわかりませんが私が通っていた4年間はバス停に屋根もなく、雨の日は傘を持った学生の長蛇の列ができて、近隣の方々も迷惑に思っていたように思います。
近畿大学の農学部のキャンパスには、飲食を目的とする施設があまりありません。具体的にはログハウスにある食堂とパン屋、そして一軒のコンビニのみとなっています。山を下りるとたくさん飲食店があるわけではないのですが、おいしいラーメン屋が結構な数営業しています。しかし一番近いラーメン屋でもお昼休みの時間をいっぱいに使ってやっと食べに行ける距離のため、ほとんどの学生はファミリーマートでお昼を済ませていました。そのためお昼休みにはファミリーマートのレジにまたもや長蛇の列ができ、何度も不便に思ったのを覚えています。